1個口からの加工に対応
当社は各種メーカー様の試作品や個別生産品への対応を長年担当しており、1個から数個の部品加工の対応を得意としています。
1個から数個といった小口の部品加工では、加工そのものの作業時間に対して各種準備や加工前の段取りなどの時間比率が高くなり、納期の短縮やコストの低減が難しい傾向があります。
当社は、毎年数百件の小口案件に対応する中で経験とノウハウを蓄積しており、次のような対応により効率化と高品質を実現しています。
①見積り段階で公差を意識した最適な加工方法や加工順序を詳しく検討・決定し、受注後の準備時間ロスや手戻りを防止
②社内にマシンニング、ターニング、旋盤、フライス盤、研磨機などを揃え、加工技術者を複数配置しできるだけ社内での加工完結を実現
③自社では対応できない加工は見積もり段階で連携先の工場へ連絡し、費用と納期を確認するとともに受注した際の対応を予約
④見積り担当者が加工技術者および連携先工場の担当者と作業前の意識あわせを必ず行い、意識ずれや勘違いなどのヒューマンエラーを防止
⑤CADデータが入手できない場合や加工が内容が単純なものは、あえてNC系機械を使わず汎用系の加工機械を使い、プログラム時間を削減
専任の見積り担当者(お客様担当者)が対応
1個から数個の部品加工では、コストおよび所要期間を正確に見積り作業着手前にお客様と合意することが非常に重要です。当社では加工経験者の中から見積り担当者を育成し、専任者として配置することで見積りの精度向上、連携先工場との密な連絡、お客様への迅速な見積り回答(遅くとも図面受領の翌日)、受注後の確実な作業管理(納期管理)を実現しています。
確実な品質を保証する検査体制
当社は加工技術者によるセルフチェックのほか、検査担当者による納品前の全量検査を実施しています。
専任の検査担当者がすべての加工箇所について、設計データまたは設計図どおりであること、公差内であること、はめ合いに問題がないこと、キズがないことなどを検査し、品質を保証した状態でお客様に納品しています。